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2015/03/03
でも残念ながら命には限りがあります。その日は突然やってくることもあるし、苦しみが長いなと感じる日々もあります。病状が厳しいほどいろいろな事態に遭遇し、医学の限界の日は近づきます。 痛み止めや安定剤が、かえって意識をもうろうとさせ肺炎の要素が加わってしまい結局は命が短くなってしまうケース。一方、一日でも長くという家族の希望があった時には意識を落とすような治療はできずかえって苦しさばかりが目立ってしまう療養もあります。家族がどちらを望むかにもよるのですがどちらにしても難しい局面です。テレビで見るような終焉はありません。あれはドラマです。病院では面会謝絶と称し、命の戦いを見せないことも多いです。 その戦いの一部始終を私たちは家族に代わってみることになります。これは家族から離れている患者さんをひとりぼっちにしないということです。何ができるの?と思うかもしれません。辛いとき、言葉はいりません。温かく手をつないでくれる。それに勝る応援はありません。
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