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2017/01/03
2016年12月24日(土)15:00 第24回コープこうべ第九コンサートが兵庫県立芸術文化センターCOBELKO大ホールにて開催されました。 街中が華やかなクリスマスの雰囲気に包まれて最高潮に達するイブの日に2300人の観客を前に、芸術文化第ホールの幕が上がる・・。普段から「私は、ぼけてしまった婆さん、もう何も出来ない・・。」と嘆いておられるH様の姿が確かにそのステージにありました。 長女様が「母にもう一度だけステージで第九を歌わせてあげたい・・。」その思いからスタートした猛レッスン。数年前までは、大阪の大ホールで何度も原語で第九を歌っておられたH様。それでも新しい曲の暗譜が難しいからと、途中でステージに立つことを断念しかけた娘様と、そして何より歌を支えに生きておられたH様の為に、私たちは施設内外のサービスを組み立ててこの日を迎えました。快く個人レッスンを引き受けてくださった中尾先生。毎週神戸まで全体練習に同行された長女様。そして何より練習が始まると人が変わったように生き生きと歌われるH様。そして待ちに待った本番の第九の合唱、ライトを浴びて堂々と歌われているH様を、スタッフの一人として胸から込上げて来る感動と共に拝聴させて頂いたステージでした。 これからも、歌を支えに生きて行かれるH様とご家族様との絆を私たちは応援していきたいと思います。(文責:田原)
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